痰が出る
普段より痰が多い、以前に比べて痰が増えたと心配になり来院される患者さんもいらっしゃいます。
痰が増える原因としては感染症、気管支ぜんそく、肺気腫(COPD)などが考えられますがここでも重大な病気を見逃さない姿勢が必要です。時に血痰は量が増えると深刻になるケースもありますので慎重な対応が必要です。
痰が出る原因
喫煙中のかたは慢性的に気道に炎症を起こしており痰が普段から絡んでしまいます。
感冒後咳嗽(風邪の後の咳と痰で1~2週間程度で軽快する)の患者さんがとても多いですがぜんそくや肺気腫(COPD)による気道の炎症に伴う結果としての痰を自覚されるケースもあります。
その他、肺炎や肺結核、肺がんなど深刻な病気の可能性もあります。
診断・治療
多くは風邪のあとの咳であることが多く、対症療法のみとするケースが多いですが状況をみながら胸部レントゲン検査、胸部CT検査などを行い深刻な病気の否定が必要になる場合もあります。
ともに当院で即日検査が可能です。
痰に血が混ざる、発熱している、呼吸が苦しい、胸が痛いなどの症状がある場合は緊急性がある可能性がありますので早めに受診をしてください。