CT検査

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最新型のCTを完備

当院ではGEヘルスケア製の「Revolution ACT」という最新のCTを導入しております。GEヘルスケア製のCTは急性期の大病院でも幅広く活躍をしている機種になり当院のCTも大病院と同等の画質での撮影が可能です。
一般的にはかかりつけ医に紹介状を書いてもらった後に大病院にてCTを検査していただくことが多く、患者様がCTを撮りたい場合にもCT撮影は後日、そして結果はさらに後日、というように時間のロスが多大となってしまいます。当院ではこのCTを完備しているため必要時に即日検査・即日結果説明を行うことが可能です。

身体への負担を軽減

当院のCTの特徴としては

  • 1度の撮影で断層像(輪切り)、立体像(3D)を作れる
  • 短時間で撮影
  • 被爆量を最小限にした撮影が可能

があげられます。

1度の撮影で断層像(輪切り)、立体像(3D)を作れる

1度の撮影で様々な輪切り画像を作ることが可能なため病気の診断に威力を発揮します。
また立体像(3D)画像を作ることもでき、患者様への説明がしやすくなります。

短時間で撮影

当院のCTでは1度に16断面の撮影が可能となっており撮影時間の大幅な短縮が可能です。
実際には30cmの距離を8.6秒で撮影が可能なため頭部、胸部、腹部の撮影を患者様のご負担なく施行可能です。胸部の撮影も1回の息止めで可能ですので楽に撮影が可能ですのでご安心ください。

被爆量を最小限にした撮影が可能

もう一つの特徴としてはGEヘルスケア社独自のASiRという技術を利用し身体への被爆量減らすことが可能になっていることです。一般的にCTの画質を向上させるためには放射線の量を増やすことが必要になってきますがASiRにより画像のノイズを減らすことによって画質を損なうことなく患者様の被爆を最大40%減らすことができます。そのため放射線に対して弱い臓器(水晶体・甲状腺・乳腺・生殖腺)に対しても被爆を減らして対応をすることが可能です。
「CT検査に対する不安は?」というアンケートを行ったところ「被爆が不安」という答えが58%だったというデータがあります。当院のCTでは低被爆にこだわった設定で対応をさせていただきます。
一般にレントゲン撮影、CT撮影を行う際に患者様より「被爆は大丈夫?」と聞かれることも多いですが一般的に「問題ありません」とお答えしております。被爆によるデメリットと検査によるメリットを天秤にかけると検査するメリットのほうがとっても大きいからです。
検査による被爆量はmSV(ミリシーベルト)という単位を用いて一般に以下のように考えられております。

  • 胸部レントゲン検査:0.05mSV
  • 腹部レントゲン検査:0.9mSV
  • 頭部CT:1.7mSV
  • 胸部CT:5.7mSV
  • 腹部CT:10mSV

発がんのリスクに関しては国立がんセンターの報告でも1度に100mSVを超える線量で発がんリスクが上昇する、とされておりそれ以下では発がん性はみとめられません。
これらより計算をするとレントゲンを1度に2000回撮影をする、もしくは胸部CTを1度に17回撮影する場合は影響が出てしまう可能性があるというイメージをすると不安が和らぐと思います。
また一般に、日常生活をしているなかでも我々は日々被爆をしており実は飛行機での移動でも被爆をしています。

  • 東京~ニューヨーク往復 0.19mSV
  • 1年間の自然放射線(日本)1.5mSV
  • 1年間の自然放射線(世界)2.5mSV

東京~ニューヨーク往復での被爆量は胸部レントゲン検査の被爆量の3倍あることがわかります。特にレントゲン検査については被爆について深く考えすぎることはないと言えますし病気を見逃さないことのほうが重要です。
また当院ではGEヘルスケア社製のCTを使用しておりASiRという技術により

  • 胸部CT:2~3.82mSV (通常の胸部CT検査の1/2の被ばく量)
  • 低線量肺CT検診:1mSV以下(通常の胸部CT検査の最大約1/10の被ばく量)

と被爆量がさらに抑えられるようにしており、特に低線量肺CT検診では低被爆で施行可能です。
レントゲン検査やCT検査は被ばくがゼロにはなりませんが、近年の技術の進歩により限りなく被ばく量を低くして施行が可能になってきています。何事も早期発見は大事ですので検査が必要となった際は被爆を必要以上に怖がることなく、検査によるメリットのことを考えていただければと思います。

そもそもCT検査とは

身体の輪切りの検査

CT検査とはX線を人体に照射し通過してきたX線の強弱を検出器で収集し、そのデータをコンピューターが計算・解析を行うことで様々な画像を作り出す検査です。
全身の撮影が可能となっておりますが特に脳、心臓・大動脈・気管支・肺などの胸部、肝臓や腎臓や膵臓や大腸などの腹部の病変に関しては、優れた画像評価が行えます。
CT検査を一言で説明をすると「身体の輪切りの検査」になります。私たちが健診でよく受けるレントゲン検査は言わば「レントゲンが身体を通った影絵を映し出したもの」であり、悪く言うとなんとなくの検査であるのに対して、CT検査は輪切りにすることによりミリ単位で身体の状態を正確に評価できる検査になります。
影絵である胸部レントゲン検査での異常はその異常が癌なのか、もしくはもともとある骨や血管などの正常の構造物がたまたま異常に見えているだけなのかの確定診断はできません。その場合はCT検査を追加し輪切りでのミリ単位での評価を行い、その異常が本物なのかどうかの判断をします。

CT検査で発見することが可能な病気

脳の病気 くも膜下出血、脳出血、脳梗塞の一部
胸部の病気 肺がん、肺炎、肺結核、気胸、胸部大動脈瘤、胸部大動脈解離、リンパ節の腫れなどが小さなものまで発見可能です。
腹部の病気 肝臓・胆のう・膵臓・腎臓の癌、盲腸(虫垂炎)、大腸憩室炎、腹部大動脈瘤、腹部大動脈解離など

CT検査(造影剤という薬剤を使用しない検査)の費用の目安

3割負担 4,500円
2割負担 3,000円
1割負担 1,500円

* 部位などにより変動するため目安として参考にしてください

検査の流れ

1検査の準備として服や体につけている金属類を外します。検査着の貸し出しも可能です。
2スタッフの指示に従い、CT検査機器の寝台にあおむけに寝ていただきます。
3スタッフが位置決めの撮影を行います(約5秒)
4CT検査を行います(約10秒~20秒)。この際、画像のブレを防止するために呼吸を止めていただくことがございます。アナウンスに合わせてください。
5検査中に体の異常を感じたら近くにスタッフがおりますので、速やかにスタッフへお知らせください。
6着替えをしていただき、検査終了となります。
合計で5~10分程度で検査は終了です。

CT検査の注意事項

CT検査はX線を利用するため、撮影に被る部位にある金属は事前に取り除いていただき、検査着に着替えていただきます(金属があるとアーチファクトを起こし画像がきれいに描出できない場合があります)。
また腹部の検査では、検査前に食事の制限がある場合がございます。
下記のものはなるべくつけずに御来院ください。

  • ネックレス、指輪、ピアス、ヘアピンなどの貴金属類
  • 金属の入った下着(ブラジャー)金属性のベルト、ファスナー付きの衣類(プラスチック製のものであれば問題ありません)
  • 湿布、カイロ、エレキバン

CT検査はX線を利用するため下記の方は検査が行えません。

  • 妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方 

また画像をうまく構成できないため、下記の方も難しい場合があります。

  • 検査中に数秒間静止することが困難な方
  • バリウムを使用した検査を1週間以内に受けている方(腸内に残っているバリウムによりCT画像に影響を及ぼします)

検査結果

当院で施行したCT検査結果は、まず総合内科専門医、呼吸器内科専門医である院長が読影し、確認します。
例えば胸部のCTを撮影した際、肺や気管支が映るのはもちろんですが、その他、甲状腺や脇の下のリンパ節、心臓、一部お腹の臓器(肝臓、腎臓、脾臓、膵臓など)も画像の中に映ります。
肺に問題が無くても、偶然肝臓に異常を見つけたといったケースも珍しくありません。当院では、それらの見落としを無くすために、CT検査全てに放射線診断専門医の読影によるダブルチェックも行います。
緊急性のある場合は1時間以内で放射線診断専門医にCTの読影結果を出していただく事も可能になりました。
また当院は近隣のクリニックと連携し、他のクリニックでCT検査が必要となった患者様には、CT検査のみ当院で施行し、結果をかかりつけの先生にご説明をいただく形での対応も可能です(その際はCTの検査結果を検査後1時間程度でレポートもしくはCDRにしてお返しします)。できる限り迅速に対応ができるよう頑張りたいと思っております。

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